仕事の発注が下手な人を、あまりにも多く見てきました。
自分の経験も踏まえて、上手くいく「頼み方」をご紹介します。
【発注力】 ほとんどの人は依頼がヘタである3つの理由
タップできる【目次】
良くない依頼の例
いきなりですが、これから悪い例を挙げていきます。
- 仕事の指示を、進捗が進むにつれて、細切れに出していく
- 納期を自分から示さない。納期を聞かれた時、自ら日程感を示さず、相手に「いつできるか?」を問う
- 成果物の形態、例えば「エクセルデータ」なのか「報告書」なのかを、依頼の時点で明らかにしていない
相手方に「裁量」を与えることが全て
上に挙げた例は、いずれも頼む側が作業者を振り回す結果となります。
なぜなら、作業者にとっては、途中で「仕事の進め方を変えられる」からです。
平たく言えば、作業者にとって、ゴールが見えない、またはゴールが途中で変えられてしまうのです。
では、どうすれば良いか?
作業者に、自分で計画、工夫できる余地を与えてあげることが重要となります。
言い換えれば、ある程度自分で判断できる「裁量」を与える事とも言えます。
気にすべき「2つの事」
依頼する時、なるべく途中でゴールを変えない事が重要です。
その為に意識すべきことは下記
- 納期や日程感を示す
- 成果物の形態や完成度を明確にしておく
簡単に言えば「いつまでに」「何を納品すべきか」を出し切る、という事ですね。
【結論】依頼が下手な理由
タイトルの回収です。
ほとんどの人は、なぜ依頼がヘタなのか?
- 頼んでいる本人が、ゴールとか完成形を理解していない
- 仕事の計画が立っていないのに、とりあえず人を確保しようとする
- 上記2つの事を「仕方がない」と捉えて、自分を甘やかす
仕事を頼まれる側は、無計画な依頼に振り回されています。
指示の変更は、「やりがい」をそぎ落とします。
頼む相手が社内/社外に関わらず、誠実に仕事を発注することを勧めたいと、強く思います。