Discord サーバー管理

DiscordのAutomod機能とは?標準のAutomodを使いこなす方法

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automod

Discord公式サイトより引用 https://discord.com/

Discordサーバーの管理者であれば、荒らし行為に悩まされたことがあるかもしれません。チャットやメッセージ、あるいはバグ報告など、荒らし行為はサーバーやメンバーの環境を悪化させる可能性があります。そこで、Discordに標準で搭載されているAutomod機能を使って、荒らし行為に対抗する方法をご紹介します。モデレーションを自動化することで、迅速かつ効果的に問題に対処し、さらなるダメージからサーバーを守ることができます。

Automod機能とは?

Automod機能とは、管理者がサーバーのモデレーションを自動化するためのDiscordのツールです。管理者が手動で違反の監視をする代わりに、サーバーのルールを設定し、自動的に適用する機能です。この機能は、サーバーを常に監視する時間やリソースがない管理者にとって非常に便利な機能です

この機能により、管理者はサーバーのルールを設定し、自動的に適用することができます。また、さまざまな違反行為に対する対応をあらかじめ設定しておくことで、サーバーの管理者チームによる違反行為への対応を統一することができます。

Automod機能のメリットや必要性について

自動モデレーション機能のメリットや必要性について、以下のようなことが考えられます。

  • 自動モデレーション機能を使うと、サーバーの管理が簡単になります。問題のあるコンテンツを自動的に検出して削除したり、サーバーのルールを設定したりできます。
  • 自動モデレーション機能は、すべてのスキルレベルのモデレーターにとって便利です。サーバー設定やボットを使って、自分のニーズに合わせてカスタマイズできます。
  • 自動モデレーション機能はAutomodの設定により機械的に執行されるため、管理者やモデレーターの恣意が入りにくいため、中立性をアピールしやすいです。
automod-log

Automodのレポート

荒らし行為を防止するAutomod機能の使い方

Automod機能を使用して荒らし行為を防止するためには、管理者はまず必要なルールとあらかじめ設定された対応策を設定する必要があります。

ルールは、防止したい破壊行為の種類に対応するために、明確で簡潔、かつ具体的であるべきです。例えば、冒涜的な言葉や軽蔑的な言葉の使用を防ぎたいのであれば、そのような言葉を禁止するルールを盛り込むべきです。また、個人情報の共有を防止したい場合は、個人情報の共有を禁止するルールを記載する。

また、あらかじめ設定された応答は、明確かつ簡潔であるべきです。なぜ違反が発生したのか、そしてユーザーが行動を修正するために何をすべきかを説明するように設計されている必要があります。例えば、誰かが冒涜的な言葉を使った場合、事前定義された応答は、なぜその言葉が不適切だったのか、今後そのような言葉を使わないためにユーザーが何をすべきなのかを説明する必要があります。

Automod機能による荒らし行為防止のための留意点

Automod機能を使用して荒らし行為を防止する場合、管理者は以下の点に留意してください

  • Automod機能を成功させるには、明確で簡潔なルールとあらかじめ定義されたレスポンスが不可欠です。曖昧で不明確なルールや対応は、ユーザーや管理者の混乱を招き、フラストレーションが溜まることになります。
  • 管理者は、Automod機能を適度な感度に設定することも忘れないようにしてください。低く設定しすぎると、起こりうるすべての違反を捕捉できなくなりますし、高く設定しすぎると、捕捉しすぎて無実のユーザーが処罰される可能性があります。
  • また、管理者は、Automodログを定期的に監視し、Automodが正しく機能し、期待通りに違反に対応していることを確認する必要があります。


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Discord公式サイトより引用 https://support.discord.com/hc/ja/articles/4421269296535-オートモデレーションについてのFAQ

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【実例】Automodで有効なブロックワード設定

Automodは、Discordなどのチャットサービスで利用できるモデレーションツールです。Automodは、不適切なチャットや嫌がらせのチャットを自動的に検出し、ブロックすることができます。Automodを使うには、ブロックしたい単語やフレーズを事前に登録する必要があります。このチャプターでは、Automodで有効なブロックワードの設定方法と実例を紹介します。

招待リンク

ブロックキーワードを「discord.gg」に設定することで、ほとんどの招待リンク投稿をブロックできます。
補足すると、いわゆる荒らしメッセージの中には、招待リンクが記載されていることが多いです。
そのため、招待リンクをブロックするだけでも、荒らしの予防効果はかなり高まります。

また、一般論として招待リンクを無断で貼り付けることはノーマナーとされるものの、もし可能ならルールにて「無断広告の禁止」などを盛り込んでおくと、招待リンクをブロックする正当性が上がります。

エブリワンメンション

招待リンクと同様に、荒らしメッセージにエブリワンメンションが含まれることも非常に多いです。
ブロックキーワードは「@everyone」「@here」としておきましょう。

例外ロールの設定

サーバースタッフなど特定のロールに関しては、Automodのブロック対象から除外することが望ましいです。

結論

Discordサーバーの荒らし行為を防ぐためにAutomod機能を使用することで、サーバーを安全かつ堅牢に保つために必要な措置を講じることができます。明確で簡潔なルールと事前に定義された応答、さらに適度な感度設定と定期的な監視により、サーバーが被る荒らし行為をうまく減らすことができます。モデレーションの自動化に関しては、Automod機能は強力で効果的なツールです。

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Neeetb twitterプロフィール

11年間自動車業界でエンジニアとして働いていた。
現在は技術者としての経験を活かし、DiscordサーバーにおけるBOT運用方法を発信している。
PCパーツに関しても得意としており、ゲーミングデバイスのレビューやゲーム配信に関する記事も投稿している。