出生数が90万人を下回ったとして、トレンドに上がっています。
以前に出生率から逆算して将来の予想出生数を計算したことがあります。
参考程度にご紹介したいと思います。
出生数予測
出生率が現在値 およそ1.4をキープした場合の、予想曲線となります。
予測計算時の設定条件は、下記となります。
- 出生率が、過去5年の平均値をキープすること
- 出生数は、前年から±5万人以内とすること
使用ツール:Google Spread Sheet , Solver アドイン
感想
この予測を前提とすると、出生数はこの先10年程度でガクンと低下していくようです。
短期的には山と谷を描くように上下動するようですが、やがては50万人を下回ることになりそうですね。
社会的な話に戻ると
少子高齢化の傾向は、この先の20年で深まる一方です。
ある意味では、現時点での高齢者-現役世代の人口比率は、20年後に比べるとぜんぜんマシと言えるかもしれません。
団塊ジュニアが60歳を越えてくる頃;20年後に、本当の地獄が始まります。
少子化の流れは、おそらく止めることはできません。
仮にそれが改善したとしても、新生児が働き始めるのはおよそ20年後。
つまり、少子化が食い止められたとしても、労働市場へ効果をもたらすには、最速でも20年かかるということです。今後20年の地獄は、もう確定しているのですね。
今回は、やや数学的な表を使いました。Solverによる計算をしましたが、計算手法を説明していないので、取っつきにくいかもしれませんね。
数学的なアプローチ方法は、もしかしたら、その内別記事で補足説明するかも。
それでは。