EVとエンジン車の環境性能を比べてみたいと思います。
燃費/電費
- ディーゼルエンジン車 17.0km/ℓ
- EV車 13KWh/100km
比較しやすくするため、エンジン車の燃費を「100km走行に必要な量」に換算します。
ディーゼルエンジン車 5.88ℓ/100km
CO2排出量の比較
まずは発電やディーゼル車走行時に発生するCO2の量を調査します。
発電時のCO2
関西電力のウェブサイトを参照します。
0.334kg-CO2/kWh
関西電力 https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2019/0730_2j.html
ディーゼルエンジン走行時のCO2
自交総連のウェブサイトを参照します。
2.62kg - CO2 / ℓ
自交総連 http://www.jikosoren.jp/seisaku/co2/co2-3.html
100km走行でのCO2排出量を比較
計算してみます。
EV
計算式
13[kWh/100km] × 0.334[kg/kWh]
計算結果
4.342kg-CO2 / 100km
ディーゼルエンジン車
計算式
5.88[ℓ/100km] × 2.62[kg/ℓ]
計算結果
15.405kg-CO2 / 100km
結論
ディーゼルエンジン車とEVのCO2排出量を比較しました。
100km走行におけるCO2排出量は・・・
- EV : 4.342kg
- ディーゼルエンジン車 : 15.405kg
という結果となりました。
走行時だけ比較すると、EVのCO2排出量はディーゼルエンジン車の3分の1以下となります。
今回は「100km走行」というシーンだけを取り上げました。
一方で「ライフサイクルアセスメント」という考え方もあります。つまり、製造から使用、廃棄という「クルマの一生」で考える環境性能ですね。
とはいえ、走行シーンだけを見るとEVはCO2排出量が少ないことが分かりました。EVを運転する際の「エコ感」みたいなのは、いくらか上がるんじゃないでしょうか。