昨日、フレームワークに関する記事を書きました。
今回は「報連相」について記事を書きます。
報連相とは何か
- 報告
- 連絡
- 相談
報告
「報告」とは、自分が、グループのリーダーに、仕事の状況や成果などを伝えること。
報告する相手は、その人の置かれた立場によっていくつかバリエーションがあります。例えば、
- 自社の部長や役員、社長
- 顧客となる会社の担当者
- 一般市民、エンドユーザー、国民
報告を行う目的は、相手に業務状況を伝えること。更に言うと、主導権をいくらか相手方に渡し、「自分の責任を軽くすること」だと考えます。
連絡
「連絡」とは、ある程度決まっている予定とかイベントを、他者に伝えること。
報告は、相手方に理解を促すことが主目的でした。一方で連絡は、相手方に対して何らかの「期待する行動」を伴うことが多いです。
「期待する行動」の例
- 会議に出席してほしい
- 設備の入れ替えを行うので、その間に仕事を中断してもらいたい
- 来客があるため、通り掛かりには挨拶をしてほしいが、それ以外特に何も求めてない
単に「知っていてほしい」だけの連絡も有り得ます。そういう時でも、あえて「要対応事項はありません」と明言しておくと、連絡をもらった相手は助かります。
相談
仕事や私生活の中で、人は何らかの「目的」を持って行動すると思います。
目的が達成されるまでの道中に、何らかの「障壁」とぶつかることがあります。相談とは、この「障壁」とか「悩み」の解決策を、相手から引き出すことであると考えます。
相手から解決策やヒントを聞き出すことなく、あくまで自力で考えたいという場合もあります。その時、その会話は「相談」から「報告」へと形を変えていきます。
人には「承認欲求」というものがあります。相手に相談を行うことは、相手の知識や経験、人格などを認めているということでもあります。適度に「相談」を行って、相手を立ててあげましょう。その相手には「同僚や部下」も含みます。